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Cmem09-01607131300/子宮がん遺伝子 ......

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日本産科婦人科学会のPDF、「婦人科腫瘍診断に必要な検査 癌遺伝子,癌抑制遺伝子」の「各種婦人科腫瘍と癌遺伝子,癌抑制遺伝子の関わり」より、ほぼそのまま引用させていただきました。

●子宮頸癌
HPVは子宮頸癌発症との関連性が確認されているウイルスで16型,18型などがハイリスクの型。
HPVの持つ2つの癌遺伝子:E6遺伝子とE7遺伝子によりコードされるE6蛋白およびE7蛋白はそれぞれ癌抑制遺伝子のRB蛋白、p53蛋白の機能を阻害することにより、発癌に関与。
ras遺伝子に関しては異型上皮から上皮内癌への病巣の進行に伴う発現程度の上昇、H-ras遺伝子のコドン12の点突然変異が子宮頸癌の10〜30%に観察されることが報告。

●子宮体癌
子宮内膜異型増殖症や子宮体癌の早期浸潤癌にras遺伝子の変異が報告されていることより子宮体癌の発生の初期にras遺伝子の変異が起こることが推察。
また、子宮体癌の10〜15%にHER/neu遺伝子(EGFのレセプターをコードする遺伝子)の過剰発現を認め予後との関連性が指摘。



文献) 日本産科婦人科学会の「〔婦人科腫瘍診断に必要な検査〕 癌遺伝子,癌抑制遺伝子」の「各種婦人科腫瘍と癌遺伝子,癌抑制遺伝子の関わり」(PDF)

文責)kuru