Back to Howawan's Homepage to index to Yahoo's Homepage

gair20-01008092131/proto2 ......

inhalts

gair20-01008092131@●免疫グロブリンのひながた
免疫グロブリンは、進化的に古いものです。リンパ球はいろんなファミリー(進化的にグループ)に属する細胞表面分子群を発現。免疫グロブリンスーパーファミリーの基本形ファミリーは種々の白血球に発現します。セクレチンファミリーなどとともに免疫グロブリンスーパーファミリーもその一つで、CD 2,3,4,8,28,MHCI,IIなど多数が含まれます。
ファミリーを親クラスとすると、それを継承する抗体免疫グロブリンクラスというサブクラスが存在し、構成員はIgM,D,G,A,Eとその亜型ということになります。
●クラススイッチと組み換えの違い
 クラススイッチ(176)では、VDJ遺伝子以外に、 IgMを原点として各スイッチ領域が存在しています。類似の例としては、ABO式血液型あります。O型を原点として、スイッチ領域が存在します。免疫グロブリンクラススイッチも同じような機序です。
これに対して組換えは、 VDJ遺伝子を載せる巨大な224個もの遺伝子で構成するHLA遺伝子座がやはり、舞台です。ちなみにこのHLAローカスは、6番染色体短腕に存在します。(79-3.24,81-3,25,26)
組み換えの実際は、(80) H鎖遺伝子座で始まります。

  1. VH,D1-D23,JH1-6などから、 VDJ遺伝子が作られます。 まずはD,Jが組替り、それが機能正常だと、VHとの組み換えが始まります(図)。
  2. 次にκ遺伝子の組み換えが行われます。(図)
  3. κ遺伝子の組み換えが非生産的に終了すると、λ遺伝子の組み換えが行われます。
  4. 機能的な組み合わせだと検証されれば、最後はmRNAとして組まれて、リボゾームやゴルジ体で機能するグロブリン蛋白となる。となるわけです。
図式化すると、生殖細胞型DNA->B細胞DNA->一次転写物->mRNAと、組み換えは各コンポーネントを組み換えて行われるわけです。(だれがおこなうのか?抗原刺激から始まる。活性化遺伝子RAG-1,2、多様性の発現(84))。
(注:重要:免疫グロブリンのidiotype = 抗体に特異的な構造とは、おもに抗体結合部位=ほとんど可変、超可変領域ということに。
蛇足だが、これを外からいれると、idiotypeが抗原としてはたらき抗idiotype抗体が出来ます。
注:コドン3つの、例えばArgをコードする、A-G-Aだとこの3つ揃えをコドンという。コドンはmRNAに乗っている。蛇足だが、正しいアミノ酸を作らない、プログラムでいうと、\0のようなコドンを終止コドンと呼んでいます。)