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info05-01607211050/ピロリ保険適用範囲 ......

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以下、文献先のピロリ菌除菌検査の保険適用範囲が広がりました(20140101)」より

症状が軽くても保険適用!
ピロリ菌を除菌すれば、胃がんの発生を大幅に抑制できることは分かっていたが、今までピロリ菌の除菌治療は、「胃潰瘍」・「十二指腸潰瘍」・「早期胃がんの治療後」など症状が進んだ状態でなければ保険適用されず、大きな自己負担額が生じていたが、2014年2月、将来的な胃がん予防の効果が認められたことから、ピロリ菌による慢性胃炎の方にも保険の適用範囲が広がり、今まで重症でなければ保険を使ってピロリ菌の除菌治療を受けられなかったものが、軽度の症状でも可能となった。


検査と治療の流れ

  1. 保険が適用されるには、医師による「慢性胃炎」等の診断のもと、内視鏡検査や他の検査を受け、ピロリ菌感染の有無を調べる。
  2. 結果、ピロリ菌による慢性胃炎が確認されれば除菌治療を行う。治療は『3剤併用療法』といって、「2種類の抗生物質」と「胃酸を抑える薬」を1日2回、一週間服用。
  3. 約1〜1ケ月半後に、除菌できたかどうかを呼気検査(吐いた息を検査する)で調べる。
  4. 最初の治療で大半は除菌できるが、下痢や腹痛などの副作用で薬を服用できなかったり、薬に耐性を持つピロリ菌がいるなどで除菌が失敗した場合、薬の種類を変えて再び除菌療法を行う。
除菌検査を受ける前に継続して食べると除菌の成功率が上がると言われているヨーグルト。乳酸菌「LG21」はピロリ菌の活動の抑制に効果があると言われており、これを含む市販のヨーグルトを治療2〜4週間前から食べると良いとか。
ピロリ菌だけが悪者ではなく、塩分の過剰摂取や喫煙などの生活習慣も「胃がん」のリスクを高める大きな要因。だが、ピロリ菌を除菌することによって、そのリスクの減少を期待できることも確かである。


文献)
医療法人社団こうかん会 日本鋼管病院・こうかんクリニック, 「ピロリ菌除菌検査の保険適用範囲が広がりました(PDF)」

文責)kuru