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方安庵 職員心得 090206
- 目的
当院は、環境小児科学及環境老人科学マニュアルを忠実に実践する場である。薬に頼らず、自由な診療を行い薬膳をすすめ、地域の健康と介護の中心となれる新しいクリニック作りをめざしている。病める現代の患者、スタッフ、医師のゆるい絆を核とした「浜の家」となるよう患者・職員も含めた治療の場を提供する。したがって「浜の家」は常におだやかな全員のまとまりであり、相手を思いやり、尊重するので排他的セクト(集団)は一切認めない事。さらに、医療の原点としてのボランティア精神を尊び、災害時緊急活動への参加を行う。ボランティア組織は、別組織として、緊密に連携する。
- 医と業の分離
「浜の家」全体のリーダーは院長であり、GM(事務長)との合議により運営する。医と業の分離を明確にし、医は院長が、業はGMがリーダーとなる。人事権と金銭監査権は院長のみにあり、院長給与を含め金銭管理はGMが行う。通常の業務の範囲では、院長、GMとも業務代行は院長夫人が行う。(方安庵の組織は、医療部、医業部、技術部、コーディネイタ(国際・民防部)にわけ、各セクションのマネージャ(別添人事連絡票)をリーダーとするスタッフを構成して各自時にあたる。また、患者サイドも積極的に医療に参画するための整備として、レセプト、請求書などの公開などを行う。
- 職員の心得
上記目的と自己啓発のため、月一回のランチオンミーティングと年一回の研修旅行、その他年2回程度の親睦会(当分休止)は皆出席とする。その場でのなごやかで活発な議論をもとめる。目的が「浜の家」の運営や親睦なので、この場での労働条件や給与に関する発言は許可しない。職員の資質は、医療のプロとしての自覚と自己責任能力を最重要評価点としている。また、医療系看護職員に関しては、看護師、準看護師の基本給以外の差を認めない。
- 採用時の心得
患者・職員の「浜の家」計画を阻害する事(例 人間関係の偏り、うわさ、中傷、グルーピング)は即解雇の対象とする。また、神聖な医療の場であることを常に念頭に行動すること。特に、かかる立場からの院長指示の厳守、無断電話、カルテの無断持ち帰りなどの守秘義務、時間的取り決めの厳守、責任の所在の明確化と失敗に対するエクスキューズ、処置薬液の呼称の確認などを必ずすること。違反は解雇の対象になる。
- 募集と採用の条件 この用紙を手渡した後、2ヶ月を経たところで、押印し、院長に提出することで雇用関係は成立する。雇用期間は6ヶ月・1年間の2種類とする。更新は、雇用開始の1ヶ月前の同日に行うが、労使双方から申し出が無いときは、初回と同じ期間(6ヶ月・1年間)をもって自動更新とする。募集は冬季(10月より3月)夏季(4月より9月)の開始の1ヶ月前から公示および新規募集をする。定員に満ちている場合でも新規募集はするので誤解なきように。
- 給与規定
各部の構成員をリーダー申告表および各構成員の自己申告表から、マネージャはGMの定めた人件費から点数に応じた比例配分する。
- .基本給受給者は原則として、一名だけである。固定給、パートとも、残業は15分を最小の区割りとして各マネージャが決定する。現時点の算出の基準は医療系が1000〜1700円/時間、医業系が800〜1200円/時間であるが、種々の要因で変動しうる。
- .交通費は基本給以外に別途支給する。原則として、交通費はバス定期を基準に算出するか、各自動車の燃費から算出する。ただし、10000円を限度とする。
- .給与の支払いは、原則として毎月25日に当院指定の銀行口座へ振り込む。明細は原則として25日に手渡す。
- .賞与、各種手当は原則としてない。方安庵に対する「貢献」度をGMが決定し、翌月の最初の週に現金にて支給する。(以下大変重要)
「貢献」の支払額の決定は、自己申告表の記入(ある場合とない場合がある)、院長とGMの合議、リーダーの評価、患者の評価を総合して行う。計算の誤り以外の意義を認めない。また「貢献」は、通貨単位は「円」であるが、方安庵指定の社会的貢献(ボランティアを行う)と同時に置き換えられる。社会的貢献の評価(基準通貨は「ホワン」)を「円」のかわりに受け取ったり、「円」に換金することができる。換金は、就業中、退職後を問わず、翌月の最初の週に現金、または本人指定の口座振込とする。
- .当番医(医師会の休日診療日)は全職員の義務とするので当日の欠席は冠婚葬祭を除いて出来ない。
- .看護学生・アルバイトの算出基準は時給750円とする。
付則
- 給与規定
「貢献」の評価基準については、明らかに上記「採用時の心得」に反する行為を行うものは、評価の対象とならない故に本来の支払基準を大幅に下回る支給となる。
評価される項目
患者への態度 向上心と努力 責任感 迅速且つ的確である アイディアや建設的意見を言う 医療者の自覚がある 指示を素直に聞ける 清潔さ 整理整頓 総合的実力がある の10項目
- パート給に関して
パート給のものに関して、上記以外に以下の点を銘記すること。
試用期間中(最初の約2ヶ月間)は-100円より開始する。また、試用期間を超えてマイナスとなった場合の取り扱いであるが、マイナスの理由をGMより本人に告げる。本人の意義もある程度評価するが、マイナスが3ヶ月連続した場合は、院長が辞職を本人に求める。
パート給のものの服務時間は、別に定めるマンアワータイム表(勤務表)による。表に前の週の勤務の最後の日までに、1週毎各自が他の職員と相談して自分の勤務を記入する。この表には実際の勤務時間を書き込み出勤簿とする。
注)準夜勤務の医療系勤務者には、内容的に、緊急性を要する患者が多く、ケアに細心の注意を払うこと。このため、16:30〜19:30の3時間は、1時間につき500円の「貢献」を受け取る権利を持つ。ただし、勤務者が複数の場合は、500円を等分するものとする。
- 休暇
以下の診療日以外の日とする。
有給休暇は初年越え5日 2年越え7日 3年越え10日とする。この期間の日給は全給の6割とする。産休に関しては本人との協議によるが、復職まで基本給の3割を支給することがある。
- 業務-服務時間 ケースバイケースとするが、原則として以下の点に留意すること。
- .定められた時間の30分前と休憩の内15分は環境整備を行う。派遣社員も例外ではない。
- .時間内に連絡のあった患者は、到着が時間外でも診療する。
注意 以上の2つに関しては、通常の給与に含まれるので残業の対象にはならない。
- .院長の定めるスタッフは原則としてfreetime制(仕事出来高払い)である。自宅勤務可能である場合がある。
- 診療時間について
方安庵クリニックの診療時間は、当分、火水金土は午前(第一単位とよぶ。9:15から14:30を指す)、午後(第2単位とよぶ。- )14:30〜16:30
- )16:30〜19:30
理由 2)は特別料金)に2分割する。木日は午前(8:15〜12:00を指す)のみとする。勤務は大晦日と元旦を除いて、
日、火、水、木、金、土とし、当日になってからの出勤キャンセルは認められない。4月9月に代休として6日程度の休みがあることを銘記すること。当然出欠は評価の対象となる。なお、診療時間については、 2月、7月を中心に見直しをおこなう。
- 業務-その他
-
1.伺伝票の義務 伺に、請求物品の注文日、注文量、注文先を書き、認印を押す。
- .破損伝票の義務 注射筒・翼付針・事務用品など、器具用品の破損等は、破損伝票に記入押印の上使用者負担とする。
- 解約・解雇
就業の解約は1ヶ月前に申し出ること。退職に際しては退職の月の20日まで就業するよう勧告する。スタッフの承諾があればこのかぎりではない。なお、過度の指示への不服従を除いて解雇の通告は2ヶ月前とする。さらに、なんら予告なく突然退職し、為に当院に損害を与え、社会習慣上あまりに非常識と判断される時に限り、退職の日から退職の日の含まれる月の残り日数を欠勤日数として、損害に見あう損金を請求する。
- 以上に掲げた以外の問題点については、協議の上、上記項目に付け加えて新規規定とするので、その都度改訂の「職員心得」の複写を保存すること。また、この「職員心得」の改訂は告知しないので、改訂された時点から発効することを銘記されたい。
以上方安庵 院長
西本方宣