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以下は、いずれも災害などでおこりうる。
⚫️適応障害
PTSDは、どんな(健常な)こどもでも発症しうるほどのストレスで。適応障害である。
適応障害には、解離性障害の基本は、意識、記憶、同一性のバランスの破綻。
解離性遁走は、予期せぬ放浪、離人症性しょうがいは、精神過程あるいは身体からの遊離した持続、反復した感覚。
特定の解離性障害の基準をみたさない特定不能のものもある。
Putnamの言う現実を変える能力、幻想の世界に入る能力は前青年期に習得するのでこの時期が最低年齢。
社会生活でのストレスにより、社会的機能が著しく低下して日常生活や社会生活(家庭・職業・学業等)において著しい障害がおき、一般的な社会生活ができなくなる障害である。
また、これらは身体疾患が無いのに、情緒面や身体面、行動面にある症状を伴って現われる。
⚫️身体表現性障害
そのひとつ転換性障害(随意運動あるいは感覚機能についての説明不能の症状や欠陥)を合併することも子供ではおおい。
身体表現性には、このほか、身体化障害(不定愁訴)、疼痛障害、心気症、醜形障害などなど。
・身体表現性障害には以下のようなものがあります。↓
転換性障害:転換性障害の症状は神経障害の症状と似ている。
小児に腕や手の麻痺が生じたり、耳が聞こえなくなったり眼が見えなくなったり、けいれんのようにふるえたりすることがある。
このような症状は突発的に始まるが、通常は何か苦痛を与える出来事の後に起こる。
また、唐突に症状が治まる場合もあれば、治まらない場合もある。
身体化障害:小児には頭痛、腹痛、吐き気など、さまざまな漠然とした症状が現れる。
体のどの部分にも症状が起こる可能性があり、このような症状は長期にわたって現れたり消えたりする。
身体醜形障害:小児が外見上の欠陥とみなしているものが想像上のものであるにも関わらず、小児の頭はその欠陥でいっぱいになる。
このような想像上の欠陥は、たとえば鼻や耳の大きさなど。もしくは、いぼなどのわずかな異常を過剰に気に病む。
心気症:症状が明らかに進行しているわけでないのに、小児の頭は心臓の鼓動、消化、発汗といった体の機能のことでいっぱいになり、
どこも悪くないのに自分が重い病気にかかっていると信じて疑わなくなる。また、心気症の小児が不安やうつを感じることもある。
身体表現性障害は、小児期では男女に同程度みられますが、青年期になると男子と比べ女子に多くなります。
⚫️摂食障害
摂食障害は大きく2種類に分かれる。
神経性無食欲症(Anorexia Nervosa:AN):食行動を拒否しそれによって極端にやせてしまうもの。
神経性大食症(Bulimia Nervosa:BN):一方食べたいという衝動を抑えられずむちゃ食いを繰り返してしまうもの。
アレキシシミアや過食、低血糖なども。血糖値が乱高下しても、精神不安定、攻撃性抑制困難、暴力が。
発症年齢は10代後半から20代前半にかけてが多い。
近年では低年齢および高年齢にかけて発症年齢の幅が両方向に拡大する傾向がある。
男女比は1:6〜1:10で女性が圧倒的に多くなっている。
女性における神経性無食欲症の有病率は0.5%〜3.7%、神経性大食症では1.1%〜4.2%。
予後は、調査によっては全体の約3分の1が治癒し、3分の1が軽快しているが、1、2割は変化なく長引き、全体の5%が死に至っているとされている。
⚫️睡眠障害
睡眠相後退症候群、脳の部分覚醒などなど。
子供が注意すべき睡眠障害。→夜驚症、夢遊病、夜尿症など。
⚫️人格障害
人間は多様な側面をもつ多面体。この面の機能(その人とはその人なりの関係構築)を出来なくなった状態が人格の障害。
原因として近年考えられているもの↓
先天的異常・生理学的な脳の脆弱性、幼少期における機能不全の家庭環境、
ネグレスト(育児放棄)、性的虐待、身体的虐待、両親の不仲、依存性の強い親、過干渉、乳幼児期の愛情の欠如、養育への祖父母の過干渉など。
6歳までの親との分離体験46%、虐待60%、性的虐待6%などのデータもある。
この中でも多いとされているのが、環境的要因(養育環境)において、幼児期の自立しようとする当人に対して、分離・固体化を阻害する親(母親)の態度。
参考文献;
メルクマニュアル医学百科様
ハートクリニック様
東海メンタルケアルーム様
文責;kuru