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頭痛にオススメの漢方
漢方では頭痛の原因を大きく分けて2つあると言われています。
1.季節や環境などの外部の変化によるもの⇛外感(がいかん)頭痛
2.ストレスや体質、内蔵の不調によるもの⇛内傷(ないしょう)頭痛
慢性的な病気、精神的なものや過労から起こるのは「内傷頭痛」です。
女性ホルモンのエストロゲンの減少が頭痛につながるなどの話もありますが、
漢方ではこれをホルモンのつかさどる腎(腎臓)や、血液の貯蔵や調整を担う肝(肝臓)が関連している、内傷頭痛の中の1つだと考えたそうです。
今回は心身的なものの漢方ということで内傷頭痛にオススメの漢方をご紹介します。
「天麻鈎藤飲(てんまちょうとういん」
頭痛と同時に目眩、のぼせやほてり、耳鳴りなども伴う場合など。
天麻鈎藤飲の中に含まれる「天麻」は高血圧症によく用いられる生薬です。
「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」
虚弱体質だったり、貧血気味でフラフラする、疲労とともに頭痛の症状が悪化する場合などには
全身に栄養やエネルギーを補ってくれるこちらがオススメ。
「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」
頭が重くだるい、スッキリしない感じの頭痛、吐き気や嘔吐などの症状を伴う場合。
胃腸の機能を整え、身体の余計な湿を取る漢方が一緒に配合されています。
※漢方は体質やそのときの体調によってさまざまな処方が考えられ、
これ以外にも頭痛に用いられる漢方薬が数多くあります。
(文責kuru)