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kuru03-01407311515/子どもの夜泣き ......

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子どもの夜泣きの漢方

夜泣きのような自然な現象は病気ととらえにくく、西洋薬で治すことが難しいそうです。
ですが逆に漢方にはそういったものに対して、有効な処方がいくつかあります。

漢方的に見ると、子どもは〈落ち着きがない、つねに身体を動かす、神経が過敏になってちょっとしたことに興奮する、すぐ怒る、泣く〉などの状態をよく起こします。
これは《疳(かん)》という状態で、子どもにはこの状態が起こりやすいと言われています。 いわゆる「疳の虫」の「疳」です。
夜泣きなどもこの「疳」を静める処方があるので、それらを使うことによって夜泣きを改善させることが出来ます。


漢方の小児専門書である『保嬰撮要』に登場している、抑肝散(よくかんさん)や、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)というのは、
子どもの《疳(かん)》を治すために生み出された漢方薬であり、お母さんと子どもが同じ漢方薬を飲む「子母同服」という方法がとられることもあります。
また、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)は子どもが比較的飲みやすく、よく使用される漢方薬となっています。
夜泣きなど疳の症状は、お母さんのイライラの元となり、そのお母さんのイライラが子どもに伝わることで、疳の症状が悪化するという悪循環にもなってしまいます。
なので母子が同じ薬を飲み、子どもの症状もお母さんの症状も一緒にとってしまうのということです。
もう一つ、同服には、お母さんと子どもがそれぞれ別に薬を服用する方法の他にも、お母さんが漢方薬を飲み、
その成分に含まれた母乳を子どもが飲む、という方法がとられることもあります。




(文責kuru)