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インフルエンザワクチンについて

インフルエンザの予防接種の主な目的(ワクチン接種対象となる人)
・小児、高齢者、基礎疾患を持っている人などのハイリスク者(インフルエンザに感染することによって重い健康被害に至る危険性が高い人)が入院や、死亡などの危篤な状態になることを防ぐため。
・多くの人に接種を実施し、周囲の人への感染を防ぐため。

人の体内には「免疫」という働きがあります。
これは、ウイルスに感染すると、そのウイルスを排除する働きを持った物質(抗体)を作り出し、次に同じウイルスが侵入してきても感染しにくくするためのものです。その働きを利用するのが、ワクチン接種です。
インフルエンザに罹る時は、インフルエンザウイルスが口や鼻から体内へ侵入し始め、細胞に侵入し増殖します。この状態を感染といいます。
インフルエンザ予防の基本は、流行する前にワクチンの接種を受けることですが、これを完全に抑えるという働きはないようです。

厚生労働省HPの「インフルエンザQ&A」により引用させていただきますと、「平成11 年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告では、65 歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったとされている。」とあります。
インフルエンザのワクチン接種は接種すれば絶対に罹らないというものではなく、「インフルエンザの重症化を予防する」ための大きな効果があり、ある程度の発病や症状が重くなることを阻止する効果があるということだそうです。(その効果は100%ではありません。)

また、一つの集団でおよそ8割の人がインフルエンザワクチンの接種を受けると、同じ集団の中にいるワクチン未接種の人もインフルエンザを発病する率が減ることが観察されているそうです(文献2より)

乳児などのようなインフルエンザワクチンの接種対象外の人、アレルギーなどで接種が受けられない人以外は、すべてインフルエンザの予防接種の対象となります。自分自身や周囲の人をインフルエンザの危険から守るためにも、できるだけ予防接種を受けるようにしましょう。


<新型インフルエンザのハイリスク群>
「新型インフルエンザでは「慢性肺疾患(喘息、慢性閉塞性肺疾患=COPDなど)、免疫不全状態(自己免疫疾患など)、慢性心疾患、糖尿病、肥満、妊娠、重症筋無力症など」の方は重症化しやすいと報告されています。
・インフルエンザのハイリスクとなる持病
慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、ステロイド内服などによる免疫機能不全
・インフルエンザが重症化することがあると報告されている方々。
妊婦、乳幼児、高齢者」(文献1より引用)


参考文献:
1)厚生労働省「新型インフルエンザに関するQ&A」http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
2)アステラス製薬「インフルエンザ」http://www.astellas.com/jp/health/healthcare/influenza/basicinformation07.html





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