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kuru08-01510020943/ワクチンの問題点 ......

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ワクチンの問題点


わが国では、1960年代から集団免疫による社会防衛を目的として実施していた「学童集団接種」の有効性に疑問が強まり、1994年に中止となる。
その後ー>欧米同様に、高齢者とハイリスク患者を中心としたインフルエンザワクチンの推奨。
ところがー>2001年、学童集団接種を行うことで、高齢者の超過死亡を低下される効果があることが明らかに。(New England Journal of Medicine誌上より)
※超過死亡とは:1年間を通して見た、国民の全死亡数がある期間に飛び抜けて高いピークが見られることをいいます。
「日本では学童集団接種開始により、超過死亡が減少していたが、1980年代後半からワクチン接種率が低下するにつれ超過死亡率が増加傾向に。学童集団接種の中止された1994年以降から、超過死亡は大幅に増加した」とされています。
その死亡例の多くは高齢者と思われるため、学童集団接種により高齢者の超過死亡が減少していたと考えられるようです。
これによると、学童の集団接種により、高齢者が間接的に守られていたこととなります。
また、追加調査によると、学童集団接種により毎年日本では、少なくとも1000名の高齢者のインフルエンザの死亡が抑えられていたという報告もあるそうです。

さらに、わが国では2005年、学童集団接種により幼児死亡を抑えていたことも明らかとされ、1990年代の学童集団接種の中止に伴い、多数の幼児(1〜4歳)がインフルエンザにより死亡したそうです。(超過死亡合計は約800人)大半の患者の死亡原因と思われるのは、「インフルエンザ脳症」だそうです。
1990年代にインフルエンザ脳症が多発したのは、集団接種中止が原因なのではないかと考えられているそうです。 (文献1より)

果たして、「学童集団接種」の中止は正しい判断だったのでしょうか?


ーーーーーー 有効性に疑問が強まり中止となった学童集団接種ですが、中止されてから接種率が低くなるにつれ、超過死亡率が増加するという事態となってしまいました。
これを見ると、学童集団接種により高齢者や乳児が守られていたのですはないかと考えられます。
学童集団接種の中止により、このような結果を残してしまいましたが、なぜインフルエンザワクチンの有効性は、疑われてしまったのでしょうか。また未だに期待できないとされているのはなぜでしょうか?


私がこの記事を作成する際に「インフルエンザワクチン」などで検索すると、打たないほうがいいとか、効果がないとか、毒だとか多くの反対の意見が出てきました。
<否定的意見>
・インフルエンザはかぜの一種である。風邪の中でも症状が重く、高熱が続くというだけ。
・病院が儲かるためにワクチンを接種させている。
・インフルエンザ脳症の原因ははっきりしていないため、ワクチンは重症化を防ぐことはできない。
・20〜30%は効果があるというのはウソ。

母里啓子さんの「インフルエンザワクチンはいらない」という有名な本には、
「大げさに考えすぎである。」 「インフルエンザの怖さを強調し、囲い込んで感染拡大を防ぐ事ができる性質の病気とすり替え論理を進めている。その論理の進め方の危険性をまったく感じていない人たちが大きな報道機関の中にいる、ということに怖さを感じる」 「新型インフルエンザワクチンの接種後に次々と高齢者が亡くなっている。」とも述べられています。

個人の価値観によってワクチンの接種を拒否するのは自由ですし、確かにワクチンの弊害もゼロではないようです。



参考文献:
1)「プライマリケアのためのインフルエンザ診療(2014-2015)」/渡辺彰/医薬ジャーナル社/2014,9/大阪・東京/P29〜
2)「予防接種に関するQ&A集2012」/岡部信彦、多屋馨子/一般社団法人日本ワクチン産業協会/2014,8/東京/P84,98



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