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不安神経症
不安神経症に対する、抗不安薬や抗うつ薬では効果が不十分であることや、依存性や耐性が心配などの問題がある。
そこで薬理試験において抗不安作用が明らかにされている漢方薬は、症状や体質によってうまく使うことにより有効性があるとされている。
だが、軽症の患者の治療や西洋医学的薬物治療の手助けをするものとして用いられている。
漢方治療においては、体力がある(実証)場合、ない場合(虚証)とわけて考える。
●柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
物音など小さなことでイライラしてしまう神経過敏になってしまっている場合、神経症や精神不安、パニック障害などを取り除く
●抑肝散(よくかんさん)
体力がなく虚弱でイライラや不眠、動機を伴う場合には、即効性があるとされ続けて服用することにより不安感をゆっくり消してくれる。子どもの夜泣きに効果的。
●桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
倦怠感があり熟睡ができない、悪夢を見るなどが原因でよく眠れない方に用いる。不眠症、神経症などに使われる
引用文献:
漢方ノート2(小児の心身に関する漢方)
文責:kuru