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pedi02-01610131748/メラトニン ......

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少し古い文献だが、「子どもの睡眠と脳の発達 ─睡眠不足と夜型社会の影響─ 大川匡子」より
生体時計が制御している神経調節ホルモンの中で重要なのがメラトニン。メラトニンは昼間の明環境で低く、夜間の暗環境で高く分泌され、全身の末梢臓器にも伝達され、身体のリズムを整えている。これが生体時計による睡眠の調節である。

睡眠脳波を見ると、出生後1ヶ月頃までは1日の2/3を占めている睡眠の約半分がレム睡眠である。その後、レム睡眠は劇的に減少して小児期には20%ほどになり、さらに漸減する。睡眠全体としては10歳ごろまでに10時間程度に減少し、レム、ノンレム睡眠の割合もほぼ成人と同じようになる。
イライラ感の高い子どもは夜0時以降まで夜更かししていることがわかった。ぐずりや落ち着きのなさ、意欲の低下、多動傾向、キレやすいなど。



文献: 学術の動向Vol.15 (2010) No.4,子どもの睡眠と脳の発達 ─睡眠不足と夜型社会の影響─,2010
文責:kuru