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『 子どもの心の診療医の専門研修テキスト』
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
●知的障害(P48〜)
発達期に発症し、知的機能障害(IQ70以下)があり、日常生活において年齢から期待される状況に比して何らかの適応に困難のある状態。成因にもよるが、乳児期では健診での運動発達の遅れを指摘されることが多く、幼児期となると言葉の遅れが目立つ。学童期では学習上の困難さで判断する場合も。学校生活によって生じる適応障害から不登校となってしまうケースも少ないないという。中程度以上の精神遅滞では半介助ないし全介助が必要となってくる。また軽度知的障害では訓練により自立生活が出来る場合もあると述べられている。(山内秀雄さん)
東京大学(三品昌美教授)の研究では「 ヒトにおいて膜蛋白質インターロイキン−1レセプターアクセサリープロテインライク1(IL1RAPL1)の遺伝子変異は、知的障害と自閉症を引き起こすことが知られている。」とされているようです。
知的障害そのものを改善させるのは難しい状況ですが、恵まれた環境下においては適応機能などが向上する可能性は十分にあるそうです。(厚生労働省より)上記にもあるように知的障害が原因で不登校になってしまう児童もいるそうです。本人はもちろん、家族への支援も欠かせないのではないかと思います。
文責;kuru