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psyc05-01504231615/過敏性腸症候群 ......
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psyc05-01504231615@
『 子どもの心の診療医の専門研修テキスト』
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
個別の心身症
●過敏性腸症候群(IBS)
- 機能性腸障害のひとつ。小児思春期の領域では頻度が高く、心身両面からのアプローチが求められている疾患。排便行為や、便通性状の変化などと結びついた腹痛や腹部不快感を基本症状とする慢性的疾患であるようです。一定の期間、排便と関連を有する腹痛や腹部の不快感が続いたり繰り返し起こる症状があります。
- 成因;まだ完全に明らかになってはおらず、感染・炎症・腸管外傷、あるいはアレルギーを含む多くの病的過程に伴う「内臓知覚過敏」、「腸管運動障害(亢進や減弱)」が指摘されているそう。また遺伝子的負因、人生早期のストレス体験、適応の障害などが複合的因子となっているようです。
- 合併症や併存症として、小児思春期の機能性消化管障害のなかで機能性ディスペプシア(排便とは関係のない上腹部痛)、腹部片頭痛(片頭痛や臍の周りの強い腹痛の発作)などがおこることがあるそうです。
- また過敏性腸症候群は他の小児心身症・抑うつ・不安などの精神症状、さらに不登校・ひきこもりなどの適応障害とよく併存されるそうです。
- 小児思春期の過敏性腸症候群の診断基準としては、腹痛が2ヶ月以上続く、1日3、4回以上の下痢、週2回以下の排便しか便秘がある、あるいはコロコロした硬い便から軟便・水様便まで便の性状が変化。あるいは排便時に息む、残便感があるなどだそうです。
- 治療として、腹痛は午前中の登校前に起こりやすいため、患児・保護者共に食生活の見直し、排便週間の根気強い改善、十分な睡眠などが重要となってくる。と述べられています。(島田 章さんより)
また、この病気は日本を含む先進国に多く見られ、日本人では10〜15%に認められているそう。原因としては、消化管運動異常、消化管知覚過敏、心理的異常の3つがあるようです。しかしこれらの異常を起こす原因は分かっていないそうです。これにストレスが加わることによって症状を悪化させてしまうことになります。(http://health.goo.ne.jp/medical/10G30300 gooヘルスケア「過敏性腸症候群の症状と原因」より引用)
その他の引用・参考文献;
http://www.jisinsin.jp/detail/02-shimada.htm日本小児心身医学会 島田章さんの「過敏性腸症候群」より
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