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psyc06-01505041335/非器質性視力障害 ......
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psyc06-01505041335@
『 子どもの心の診療医の専門研修テキスト』
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
個別の心身症
●非器質性視力障害
物がゆがんで見える、見えにくい、二重に見えるなどの視力低下、視機能異常があるにもかかわらず、医学的な検査によって原因が見つからないものを「非器質性視力障害」といいます。この中には心因性、またはストレス性視力障害も含まれます。ですが、中には心理的誘因の見つからないものもあるようです。発症しやすい年齢は9〜11歳。
この疾患には、「転換型」と「非転換型」の2つのタイプがあります。
- 転換型;無意識のうちにストレスが身体の機能障害として現れる。すなわちストレスを身体症状に置き換えて表現したもの。(視力低下の自覚症状を訴え、多彩な心身症状を認める。)
- 非転換型;神経系と感覚機能の発達過程による脆弱さが関連。すなわち視機能が完成に向かう時期で、屈折異常や調整の変動も大きく、視力が動揺しやすいことが関与するもの。(学校健診などで偶然に見つかるが、自覚症状を訴えず、日常生活には支障は来たさないものがほとんど)
この比率は、転換型:非転換型=1:9と言われているようです。
心理要因といっても、関与の大きなものから小さなものまで様々あり、大変ショッキングなものを見てしまった後に起こってくるもの、日常生活の中で繰り返される「見たくないもの」を避けるために症状が現るような深い問題もあれば、メガネをかけた姿に憧れるメガネ願望のような場合もあるようです。
性格特性としては、どちらかと言えば内向的で自己表現が苦手な子どもが多い。と述べられています。(石崎優子さんより)
その他の引用・参考文献;
http://www.jisinsin.jp/detail/08-ishizaki.htm 日本小児心身医学会 石崎優子さんの「非器質性視力障害」より
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