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psyc06-01505141507/心気症 ......

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子どもの心の診療医の専門研修テキスト
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。


個別の心身症
●身体表現性障害
身体表現障害とは、一般に身体疾患を示唆するような身体症状が存在しているが、身体疾患や他の精神疾患では完全に説明できず、心理社会的要因が引き金となり、身体疾患のような症状が出現するもの。

2)心気症

  1. 医学的な診察や検査では器質的身体疾患がないにもかかわらず、ちょっとした身体的不調により自分がガンや心臓病などの重篤な病気にかかる(かかっている)のではないかと恐れる。既に重篤な病気にかかってしまっているという強い思い込みにとらわれてしまう精神疾患の一つとされています。その思い込みはいくら医学的な診察で異常がないと保証されていても長く持続してしまうため、本人には強い不安感・恐怖心などの著しい苦痛をもたらし、学校・仕事・家族関係といった日常生活にさまざまな悪い影響を与えてしまうことになるそうです。
  2. 心気症は、成人期早期に発症されることが多く、子どもには稀な病気だそうです。自分自身や家族、親しい人が重篤な病気にかかる、あるいは亡くなった、というような強い心理社会的ストレスとなる過去の経験により、心気症の発症と関連することがあるようです。
  3. 併存症ー>不安障害・うつ病性障害が非常に多いとされています。
  4. 経過としては、通常症状は良くなったり、悪くなったりを繰り返し、慢性に経過することが多いが、突然の発症の場合、実際に身体疾患が合併している場合などでは改善しやすいと考えられているようです。
  5. 内科・小児科での対応では不安が解消されないことが多いそうです。心気症の心配がある場合は、より早期に専門機関を受診することが大切である。
と、述べられています。(氏家武さん)


その他文献引用;
http://www.jisinsin.jp/detail/10-ujiiehtm.html 日本小児心身医学会「心気症について」氏家武さんより。




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