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子どもの心の診療医の専門研修テキスト
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
なにかの強いストレス,逃避したいような極限の状況で、精神的にいまだ未熟な若い人が、半分夢を見るような言動や幻聴、幻視、まったくわけの分からない、意識のやや低下した混迷状態,無動（カタレプシーと言う）のような激しい気分の変化があって、それまでのその人の言動や病気とはまったく連続性のない様子が統合失調症のように見える状態を言う。家族に気分障害をもつ人物などが多いという文献もある。
これら通常の心因反応を越える症状は、覚醒剤反応や、後に述べる脳腫瘍などの身体性精神病でも出ることがある。しかし、こういったエピソードもなく、統合失調や強い双極障害の既往もない。
症状がでるのは、数日とか2ー3週で、急にでて、急にもどるというのが特徴。ただし、将来統合失調になる確立は普通より多いと書いてある文献もある。性周期に一致する同様の状態は思春期周期性精神病などと呼ばれるがまったく別物とは思えない。
方安