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sakachan3/坂の上先生追悼(終) ......

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sakachan3@
2回生西本方宣
私は、人を個人として見る。確かに先生は厳しかった。けれど、人を教える者は、人にも自分にも厳しい。これは当たり前のことだ。「病気はNest。」これが先生の教えだ。御本人はお忘れだ。
先生はブレンデルが好きだ。演奏は厳しく哲学的だ。私は先生と奥さんの前で、作った曲を披露する。「雑駁!」そういわれるのを期待して。無言だった。。。
先生はキリスト者だから、等しくやさしくあろうとする。。。トイレには乱雑に置かれた二トロールがあった。天にあげられる半年前我々夫婦に贈ってくださった不死鳥の絵葉書。
病棟では私は決して白衣を着ない。何度となく、先生に叱られた。直々にだ。「オマエなー!。。。」私には、仲間の事務やナースを巻き込んだ鬼ごっこ。「死んでも着ねー!」と心で叫ぶ。
「西本、横国に行け」「嫌です」「では、破門だ!」「先生ローストビーフまた食べさせてください」「わかった」。。。
私が、先生を怖がっていたという方がいる。とてもおろかな事だ。先生を怖がらず、かつ愛さない人間は気の毒だ。人を畏敬させる数少ない真のパワーの人。私はそれを師と仰ぐ。
だからどこの医局にも属さず生きた。そんなものは必要なかった。。。先生は常に組織にいた。
二トロールも組織も一匹狼も、すべては神の前に平等。それが我が師、坂上正道だ。
神のご加護を。