061109d@1667(寛文7)年9月23日 大噴火
激しい噴火が起こり、空振は津軽地方におよび、降下軽石は東方に厚く堆積、苫小牧北方で約2m、十勝平野でも数cmに達した。 また、火砕流が流下し、山麓の森林を焼いた。噴出物量約4km3。
1739(元文4)年8月18日 大噴火
8月16日に地震、同14〜26日に鳴動・噴火があり、7月18〜26日には空振が津軽地方でも感じられた。降下軽石は東北東に厚く堆積、千歳空港付近で約1m、大雪山地域で数cm。火砕流が山麓まで流下。山頂部に直径1.2×1.5kmの外輪山(小型カルデラ)が形成された。噴出物量約1km3。
1804〜1817(文化年間)年 噴火
死傷者多数(この期間中噴火が継続したのではなく、この頃に噴火があった。中央火口丘形成?)。
1867(慶応 3)年 噴火
地震、音響、火柱、降灰(古い溶岩ドーム形成)。
1874(明治7)年 2月 8日 噴火
降灰、南側太平洋岸で10cm前後(前存のドーム破壊)。噴火は2月16日頃まで続き、中央火口丘に直径約180mの火口を生じた。
1883(明治16)年10月7日 小噴火
噴火口の周囲決壊。
1883(明治16)年10月18日 小噴火
苫小牧付近で少量の降灰。
1883(明治16)年11月5日 小噴火
札幌にも降灰。
1885(明治18)年1、 3月 小噴火
降灰(1月4、8、10日)。3月26日 噴煙の規模は1月のものよりやや小さかった。
1886(明治19)年4月13、15、28日 小噴火
降灰
1887(明治20)年9月3日、10月7、8日 小噴火
降灰。
1894(明治27)年2月8日、8月17日 小噴火
降灰。
1909(明治4。Ir2)年1〜5月 噴火
1月11日から活動開始、鳴動、噴煙、降灰などを繰り返す。3月30日の噴火で、噴石、降灰砂。4月12日の噴火では、電光とともに黒煙立ち昇る。噴煙量は3月30日の10倍。4月17〜19日の間に現在の溶岩ドーム生成。
1917(大正6)年4月30日、5月12日 小噴火
4月30日、鳴動、噴煙高度約1800m、苫小牧に降灰。ドームに亀裂。
5月12日、鳴動、噴煙、支笏湖方面に降灰、爆発音等あり。ドーム上に3個の火口形成。
1918(大正7)年6月13日 小噴火
鳴動、小量の降灰(支笏湖畔、モーラップ方面)。
1919(大正8)年5月4日 小噴火
噴煙高度約1500m、降灰(苫小牧錦岡、白老方面)。
1920(大正9)年7月17、22日 小噴火
降灰。
1921(大正10)年7月6日 小噴火
山麓一帯に降灰。
1923(大正12)年2〜7月
小噴火:2月21日 苫小牧地方に多量の降灰。
小噴火:6月17日 鳴動、山麓一帯に少量の降灰(札幌にも降灰あり)。
小噴火:7月13日午後
小噴火:14日夕刻各1回小噴火があった。
小噴火:7月29日 爆発音、鳴動、十勝の大津まで降灰あり。