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以下の文章は、文献先の特集脂質異常症治療の最前線P16-17より、ほぼそのまま引用している。
高TG血症に潜む動脈硬化惹起性の因子として、レムナントリポ蛋白、small dense LDLの増加、HDL-C低下と小粒子化、機能異常、食後高脂血症、低HDL-C血症、インスリン抵抗性等がある。高TG血症と動脈硬化の関連を推定するには、各患者の高TG血症に隠れているのかを個別に分析する必要がある。
カイロミクロンが増加しても粥状動脈硬化は通常は起こらない。
○高TG血症における動脈硬化惹起性(図2より)
高TG血症
増加するリポ蛋白 動脈硬化惹起性
カイロミクロン↑ (-)
VLDL↑ (±)-(+)
レムナント↑ (++)
Small dense LDL↑ (++)
HDL-C↓ (++)
引用文献
岡野栄之ら:メディカル朝日2016年10月号,朝日新聞出版,東京,2016
文責:kuru