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dia182-01305312310/D患者合併症3 ......
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dia182-01305312310@
その他
- 07:透析アミロイドーシス:HLA classI Lchainとして betha2-MGは細胞表面に露出するが、長期透析患者の筋骨格系を中心に全身アミロイドーシスを生じる原因となる。手根管症候群、破壊性脊椎症、骨嚢胞なども生じる。直接潅流型betha2-MG吸着器がある。
- 02:ムズムズ脚症候群 一般に対してD患は多い。ドパミン作動性神経機能異常、鉄欠乏、尿毒症物質、PTH亢進なども原因か。原因(増悪)物質の除去、透析の適正化、薬物療法
- 18 多発性嚢胞腎疾患:脳動脈瘤の合併の検索、MRIの拡散強調画像が有用。大腸憩室が合併していることも。腸穿孔に注意
これが原因の腹満には腎動脈塞栓術が有効。また腎癌の発見が困難になるので注意。嚢胞の感染も熱発の原因に。
- 05 消化管出血:血管性病変が原因である頻度が高い。また、抗凝固剤のために重症化しやすい。上部消化管内視鏡の有用性。胃前庭部毛細管拡張症(gastric antral vascular ectasia GAVE)は肝硬変や、自己免疫性のものだけでなく、慢性腎不全でも多い。アルゴンプラズマ凝固法がある。その他NSAIDsによるもの、duodenum,jejunumのangioectasia,抗生物質による Klebsiella oxytocaなどによる腸炎なども
- 02 脳卒中 一般的な原疾患によるもの以外にも抗凝固剤使用などの独自の問題もあり、注意。以前は脳出血が多かったが梗塞もふえている。ペナンブラの救出など、治療の目的は同じだが、重症化はしやすい。抗血小板療法で、オザグレルナトリウム(カタクロット)は腎排泄性なので、通常の半量程度の使用。梗塞には、やはりアスピリンや、アルガトロバンを使う。脳保護剤のエダラボン(ラジカット)は禁忌 direct thrombin inhibitorダビガトラン(プラザキサ)も同じ理由で禁忌。
- 02 うつが頻繁だが、大欝もD患の20-25%に達する。SSRIやルボックス、パキシル、ジェイゾロフトなどは同様に使うが、トレドミンやドグマチールは腎排泄性なのでつかえない。
旅行などもよいが、HDの施設があるところでないと。D患ツアー企画などもある。海外でも自費ではらい、あと7割は戻る。PD患も同様。企業サポートもあることがある。
以上 文光堂の若手医師のための透析診療のコツから。