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dia183-01609021044/IDWGと水分管理 ......

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●透析間体重増加量(IDWG)の管理目標(P143)
さて、 IDWGと水分摂取量の目標に示すとおり、透析と次の透析までの間の望ましい体重増加量の範囲は、透析間が1日(中1日)の場合は基礎体重の3%いない、透析間が2日(中2日)の場合は基礎体重が6%以内がガイドラインでも推奨されている。たとえば、基礎体重が50kgの患者なら、中1日の場合は50(kg)*0.03= 1.5(kg)となり、1.5kg以内、中2日の場合は50(kg)*0.06= 3.0(kg)となり3.0kg以内といった具合。また、増加する体重がほぼ水分摂取量に等しいと仮定すれば、水分摂取許容量の上限は「15mL*基礎体重(kg)」と計算することもできる。


●血液透析時の体重減少速度(除水速度)(P145) 透析時間を少しでも長くするのが基本の「しっかり透析」では、先に紹介したUFRと生命予後の関係をみた研究結果もふまえ、UFRをさらに低い1.0-1.3mL/kg/時間以下とするのがよい。IDWGを6%未満で維持していくため、IDWG ca. 除水速度(UFR)*透析時間であることを考慮すれば、自ずとUFRを低く保てるようにすることが必要となってくるからである。




文献)鈴木一之:改訂2版 透析医が透析患者になってわかった しっかり透析のヒケツーエビデンスに基づく患者さんの本位の至適透析,株式会社メディカ出版,大阪,2014
(文責:kuru)