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◯漢方薬は何からできているの?
漢方薬は自然界にある動植物や鉱物の中から薬効を持つ部分を一定の法則で組み合わせたもので、
中国古代の伝説とされる「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」というものがあります。
その薬物を薬性により、上薬(じょうやく)120種類・中薬(ちゅうやく)120種類・下薬(げやく)125種類
(上品(じょうほん)・中品(ちゅうほん)・下品(げほん)ともいう)に分類して記述されています。
上薬(上品)
生命力を養う養生薬で、体を軽くして元気を増す、不老長寿の作用があるとされる。
無毒なので長期間服用してもよい。(高麗人蔘、クコの実など)
中薬(中品)
体力を養う滋養強壮薬で、病気を予防し虚弱な体を強くする。
使い方次第では 毒にもなるので注意が必要。(生姜、紅花など)
下薬(下品)
病気を治すための治療薬で、毒が多いので長期服用は不可とされる。
薬と言ってもなじみの深い食べ物もあり、それらも薬になっています。
(文責kuru)