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psyc06-01505041029/心因性嘔吐症 ......

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子どもの心の診療医の専門研修テキスト
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。


個別の心身症
●心因性嘔吐

  1. 心因性嘔吐(または神経性嘔吐)は、嘔吐の原因となる明らかな異常がなく、機能的・心理的といったストレスが原因で嘔吐するものをいう。不安や緊張を伴う場面で発生することが多く、本人は心理的ストレスを自覚していない場合もあるそうです。また、バスの中で嘔吐してしまってから、バスを見るだけで嘔吐してしまうなど、特定の場所・時間に症状が出現してしまう「条件付け」が関係している場合もあるそうです。
  2. 症状;悪心(気持ち悪い・ムカムカする)が主で嘔吐をほとんど伴わないもの、持続的・反復的に出現するもの、食後などの習慣性に出現するものなどさまざまなタイプがある。一般に数日から数ヶ月持続するが、腹痛や便通異常など他の症状は少なく、体重減少や成長障害が発生することは少ないと言われているそうです。
  3. 嘔吐が頻回になると、胃酸のために食道粘膜が障害され、虫歯が増えたりするため注意が必要となります。また嘔吐を恐れて食事が出来なくなり、摂食障害に進行する場合や、人前で吐くことを心配するなど、予期不安により、不登校やひきこもりとなる場合もあるそうです。
  4. 心因性嘔吐は、一般的に予後良好と言われているので、子どもの辛さを理解しながら、今は心理的ストレスを上手に処理できず嘔吐してしまっているが、成長に伴って改善する。という見通しを持つことが大切とされている。
と述べられています。(岡田あゆみさんより)



その他の引用・参考文献;
http://www.jisinsin.jp/detail/07-okada.htm日本小児心身医学会 岡田あゆみさんの「心因性嘔吐症」より



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