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psyc06-01505041935/転換性障害 ......
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psyc06-01505041935@
『 子どもの心の診療医の専門研修テキスト』
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
個別の心身症
●身体表現性障害
身体表現障害とは、一般に身体疾患を示唆するような身体症状が存在しているが、身体疾患や他の精神疾患では完全に説明できず、心理社会的要因が引き金となり、身体疾患のような症状が出現するもの。
1)転換性障害
- 転換性障害は身体表現性障害の中の一つで、昔はヒステリーと一般的に言われていたようです。子どもの場合、身体的・精神的共に未熟なため、心理社会的なストレスを自覚できず、しかも言葉で表現しにくく、行動や身体症状になって現れやすいそうです。
- 例として、何らかのストレスや心理的要因が引き金となり、運動機能や感覚機能が損なわれています。ー>運動麻痺、部分的脱力(力が抜け歩けない・手が挙がらない等)、物が飲み込めない、声が出ない、触覚・痛覚の消失、聴覚障害、視力障害など。また子どもに多いのは、発作・痙攣などがあるそうです。
- また特に親や家族との結びつきが強いため、自分や家族の病気の経験が転換症状のモデルとなっている場合もあるとされています。転換症状を起こすことにより、自分と家族、家族と社会の結びつきを考えたり、強めたりしてしまう。このようなストレスの存在が大きな要因となるようです。
年少の子どもの場合
急性の経過で、安心・安全感を子どもが感じるとともに良好になることが多いそうです。子どもに安心・安全感を感じさせるように接することがケアする際に重要となってきます。ですが、運動障害を長期にわたって示すことから、使わないことによる二次的な機能障害(歩行障害など)に陥ってしまう場合があるとされています。学童期の小児においては、これによって不登校になってしまうこともあり、不登校児の約18%に身体化障害がみられ、その中に存在しているという報告があるそうです。
子どもの表現している身体症状に寄り添い、引き金となっているストレス要因に注意を払いながら、子どもの自尊感情を自ら感じられるように接することが大切です。と、述べられています。(稲垣由子さんより)
http://www.jisinsin.jp/detail/09-inagaki.htm 日本小児心身医学会『転換障害』 稲垣由子
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