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psyc07-01506101654/適応障害* ......

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第24回日本外来小児科学会に参加した際に方安庵が展示した 松島レポートより文章を引用しています。

◯適応障害
PTSDは、どんなに健常は子どもでも発症しうるほどのストレスであり、それへの適応障害である。適応障害にはいくつか障害パターンがあるようです。

  1. 解離性障害
    基本は、意識・記憶・同一性のバランスの破綻。解離性遁走(物忘れでは説明出来ないほど、過去を思い出すことができない、あるいは全ての生活史の記憶を失っている状態)は、予期せぬ放浪、離人症性障害(自分の生活を外部から観察しているように感じる状態)は、精神過程あるいは身体からの遊離した持続・反復した感覚。特定の解離性障害の基準をみたさない特定不能のものにある。Putnamの言う現実を変える能力、幻想の世界に入る能力は、全青年期に取得するので、この時期が最低年齢。 社会生活でのストレスによって、社会的機能が著しく低下し、日常生活や社会生活(家庭・職業・学業など)において、著しい障害がおき、一般的な社会生活ができなくなる症状である。 またこれらは身体疾患が無いのに、情緒面や身体面、行動面にある症状を伴って現われます。
  2. 身体表現性障害
    転換性障害(随意運動あるいは感覚機能についての説明不能の症状や欠陥)を合併することも子どもでは多くみられます。小児期では男女に同程度みられますが、青年期になると男子と比べ女子に多くなります。
  3. 転換性障害
    これは、神経障害の症状と似ています。小児に腕や手の麻痺が生じたり、耳が聞こえなくなったり眼が見えなくなったり、けいれんのように震えたりすることがあります。 このような症状は突発的に始まりますが、通常は何か苦痛を与える出来事の後に起こります。 また、唐突に症状が治まる場合もあれば、治まらない場合もあります。
  4. 身体化障害
    小児には頭痛、腹痛、吐き気など、さまざまな漠然とした症状が現れます。 身体のどの部分にも症状が起こる可能性があるため、このような症状は長期に渡って現れたり、消えたりします。
  5. 身体醜形障害
    小児が外見上の欠陥とみなしているものが想像上のものであるにも関わらず、小児の頭はその欠陥でいっぱいになる。このような想像上の欠陥は、たとえば鼻や耳の大きさなど。もしくはイボなどのわずかな異常を過剰に気に病んでしまうものです。
  6. 心気症
    症状が明らかに進行しているわけではないのに、小児の頭は心臓の鼓動、消化、発汗といった身体の機能のことでいっぱいになり、どこも悪くないのに自分が思い病気にかかっていると信じて疑わなくなるものです。また、心気症の小児が不安やうつを感じることもあります。




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