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Cme021-01605110944/小児期AN,ANR2 ......

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Cme021-01605110944@
1994-2015,3に入院治療を行ったAN症例の中で最も頻度の高い摂食制限型(ANR)62例を対象に入院時検査異常の出現頻度をANRの重症度との関連も含め検討を行ったその結果。

以下の結果は、日本小児科学会雑誌 第120巻 第3号のP594~の原著よりそのまま引用させていただいています。

「血算指標では、白血球減少(<4000/ul)、貧血(<12/dl)、血小板減少(<15万/ul)を各々37%,16%,23%に認めた。生化学指標では、低血糖(<70mg/dl)を21%に認めた全例無自覚であった。肝機能異常(AST,ALT:>35IU/L)を各々26%,34%に、高T-cho血症(>230mg/dl)を53%に高BUN血症(>20mg/dl)を47%に認めた。これら4指標はANR重症度と有意な相関関係を認めた。ナトリウム値異常は0%、低カリウム血症(<3.5mEq/L)を3%、低リン血症(<年齢標準下限)を13%に認めた。第3入院病日に肝不全を合併した1例は、入院時すでに複数の重大な異常(AST 352IU/L, ALT 328IU/L, CK 700IU/L, BUN 59mg/dl 等)が存在していた。」


引用文献
細野茂春:日本小児科学会雑誌 第120巻 第3号,公益社団法人日本小児科学会,東京,2016,P594〜


文責:kuru