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Cme021-01605291140/福島大人子供メンタル ......

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以下の報告は、小児の精神と神経Vol.56 NO1のシンポジウム「福島県における東日本大震災後の子どもの心理教育」よりほぼそのまま引用させていただいています。

福島の大人のメンタルヘルス状況。
アルコールやギャンブル依存、うつ病、抑うつ状態、自殺数件といった厳しい状況が続いている。取り巻く大人たちのメンタルヘルスの悪化、コミュニティーの分断と破壊、落ち着きのなさといった要因が養育される側の子供にも影響を与えている。児童虐待、不登校の増加などにもそれらはあらわれているという。

福島における高校生の不登校の増加ー>震災後、小・中学校でストレス状況にいた子供たちが高校という義務教育とは異なる環境の中で青年期を迎え、心理的な危機に陥っている。

平成27.3で約11万9千人が県内外に避難を強いられ続け、そのうちの2万人は子供だという。帰宅困難な地域では、町や家は見たところとくに被害を受けていないが、帰れないまま自分の故郷や家が荒廃が進んでいく、という「あいまいな喪失」(Bossの提唱)の状況が出現していると述べられている。


引用文献
宮島祐ら:小児の精神と神経Vol.56 NO1/一般社団法人日本小児精神神経学会/東京/2016/P29〜


文責:kuru