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dose01-01610161310/伝達物質受容体 ......

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以下の内容は、文献である、人体機能生理学(改訂第5版)のP120-130の内容をほぼそのまま引用させていただいている。

伝達物質受容体の分類
個々の神経伝達物質はシナプス後膜上に存在する特異的な受容体(レセプター)に結合ー>イオンチャネルを活性化(または不活性化)し、イオン透過性を変え、膜電位変化をもたらす。


GABAA受容体:ビキュキュリンがアンタゴニスト、ピクロトキシンがチャネル遮断物質として作用し、GABAの抑制作用を抑制するため動物に痙攣を誘発する。これに対し、睡眠薬のバルビツール系薬物、抗不安薬であるベンゾジアゼピンがそれぞれ結合するサブユニットがあり、抑制を増強。

5-HT3受容体:5-HT受容体のうち唯一イオンチャネル型。1価の陽イオンに対し非選択的に透過性があり、EPSPを発生させる。

5-HT1受容体:D2と同様に抑制的に働く。セロトニン、GABA、グルタミン酸作動性ニューロンの終末に存在し、伝達物質の放出を抑制することが知られている。

5-HT2受容体:
5-HT4受容体:


アドレナリン受容体:アドレナリン、ノルアドレナリンともに受容体は一括してアドレナリン受容体という。代謝型受容体の代表。

ドーパミン受容体:D1-D5の5つのサブタイプがある。

  1. D1,D5受容体: Gsを介してcAMPを増加。
  2. D2受容体: 抑制的に作用する。D2受容体はドーパミン作動性ニューロン自身にも存在、興奮活動の減少、ドーパミンの生合成・放出の抑制を起こす。D2受容体として臨床的に使用される。
  3. D3,D4受容体: 不明な点が多い。


引用文献
杉晴夫ら:人体機能生理学(改訂第5版),株式会社南江堂,東京,2009

文責:kuru