gair20-01008110722@繰り返しになりますが、診断の時に免疫データクラス(上位)を忘れないというのが当院の「診療の工夫」である。この子供は喘息家族を継承しているので当然ですが。
さらに、背景にストレスが感じられますからその上位クラスは小児のストレス身体表現F45を推測します。
ここでF,J,Kを組み換えにより連結(あるいは継承関係を明確にします。(図:20-2,idiotype.jpg)
もちろん我々は、ぜろぜろするから、JかKの暮らすを考える分けですがそうすると喘鳴J45が推測され臨床像に合うのでJ45およびK21を
サブクラスとして選択しますが、それ以下のクラスは経過観察によりfeedbackしていくことになります。
忘れてならないのは、アレルギーの存在です。例では、喘息もあるので当然ですが、他の疾患においても同様に考えます。
理由は
免疫クラスには、アレルギーも入るからです。免疫グロブリンだと、IgE mast cellから ヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジンなどを遊離、気管支の攣縮を生じます。慢性化にはT細胞、IgG1,G4,IgAも関与します。遺伝も関与します。親が両方ともアレルギーの場合、こどものアレルギー出現率は50%です。
それに、
アレルゲンの感作に関係するのは、やはりHLA遺伝子(A2,DR2,DR3などなどで、これらはMHC遺伝子座でもある)であるとわかっているものがありますし、疾患の形成において、100%アレルギーが関与するだろうというのが、考え方の根底にあります。