gairai021@
私が診療中に、すぐに作成したいもの筆頭2つが、紹介状とレポート(summary)です。
また、 目次のレポート作成例から後を御覧下さい。
基本的にWKSのカルテ呼出プログラム、その一つの窓に修正した文章を書き入れる。この時に、インターネット、別の個人別データベース、HYPERKARTEのメモを表示させ、あたかも診察机で参考文献をたくさん開いてレポートを作成するようなvirtual環境を構築することろがミソです。みなさんお使いのPowerPointやOpenOffice,NeoJ,Graphic Converterなどのように美しくは有りませんが、私には必要充分で、間違えた!と思ったら元の.txtを修正すればすむこは思いのほか便利です。
最後に、この仮想勉強机を使って、麻疹のPCR法による亜迅速診断を試みたレポートを掲げます。時間の関係もあり、麻疹PCRについては一般演題テーマ11の座長浜端先生にご質問下されば幸いです。
また、これも時間の関係で、今回は割愛しましたが、仮想診察机(DeskDoctor)上で、コンピュータ自体と情報を相互にやりとりできればもっと良い。実際に最近、コンピュータのプロの世界でも、ブラウザとプログラム言語を使った相互方向の通信の研究が見直されていますが、その開発もjavascriptとCのcgiで現在進行中です。
○結語-考える道具と臨床医
以上、雑駁ですが、14回から連続3回、パネル展示をさせていただいた当院独自のWebKarteSystem(HWS)を今回は、「カルテを書く」という観点から再紹介させて頂きました。完成させる!とか、見た目、all-in-oneなど考えていません。キーボードやモニタに目がいく時間を少なくし、患者さんとのeye-contactを失わずに診察出来るように。また、診療机と患者さんさえいてくれれば、一番頭が働く臨床医の習性に一役買うよう、今後も修正を続けたいと思います。是非御意見を頂きたいと存じます。昨今の電子化の流れはあがらいがたく、情報の扱いにコンピュータとの付合いは必須。であれば、その属性を積極的に採り入れる割り切りは必要です。
。。本音はですね、今でも、診察机にカルテや文献をならべて、メモったり、考えたり、お茶をこぼしたり、下手な字をのたうちまわらせた、良き時代の診療スタイルが、一番患者さんのためだとおもっております。これで終わります。ありがとうございました。