Back to Howawan's Homepage to index return to index2

immu03-080701917/血液型と免疫1 ......

inhalts

immu03-080701917@
血液型の総説については、 詳しくは  WIKIに載っている。遺伝子関係では、簡単なところで、茨城大のとある ホームページ に概説がある。遺伝子レベルとあるが染色体レベルの間違いだが、全体にはこれでよい。9番染色体長腕(9p)にその遺伝子座を持っている。9pというと福山型の筋ジストロフィーなど筋肉疾患が思い浮かぶところだ。
遺伝子レベルまで行くともっとも基本的で重要なルールは、WIKIから引用するに、

  1. A型はA抗原を発現しB抗原への抗体ができる、
  2. B型はB抗原を発現するA抗原に対する抗体が、
  3. O型はどちらの抗原も持っていないがH抗原を持っている。A抗原、B抗原それぞれに対する抗体が形成され、
  4. AB型は両方の抗原(A抗原およびB抗原)を発現する遺伝子を持っているが、3つの抗体形成がないというルールだ。
他の血液型は同様のルールで、全体としては数百種あることになるが、まず、単純に亜型も除いて、ABOだけで考える。また赤血球でものを考える。A型の赤血球はその表面にA抗原を持つ。
これらの抗原の相互関係は、 ある人のホームページ にあるように、H抗原まではいずれの方も同じ構造で、そのH抗原にAまたはB あるいは両方の抗原が結合しているようだ。
つまり、免疫的なアイデアとしては、 寛容だろう。  たとえばA型赤血球を持つ人は、α凝集素以外(β凝集素 坑H抗原抗体)を持つ。H抗原はみな持つからA型赤血球は、H抗原はA抗原の蓋により免疫学的寛容の状態にあるわけだ。