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kuru08-01510021006/精神症状 ......

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インフルエンザの精神症状
方安庵院長の、「ちょっと一言!」より抜粋

インフルエンザの症状については、肺炎、脳炎脳症は非常に有名であり、タミフルの副作用としての精神症状はずいぶん話題になってきています。
方安庵では、以前からインフルエンザに罹患した患者さんが、「死にそうだ!」と訴えたり、高熱ではない37度後半でも、ベッドでたたずむ様子を何度も見ていると、インフルエンザによる精神症状の一つは「うつ」なのではないかと判断しています。
インフルエンザは急性感染症だから、症状は熱発、咳嗽、鼻汁、胃腸症状、というワンパターンな考えはいかがなものでしょうか。
シンメトレルをインフルエンザに使い始めた数年前、、鵡川厚生病院の院長先生のすすめで「麻黄湯」を使いはじめました。
シンメトレルを使用した理由は、単純にインフルエンザが精神症状を生じると信じたところにあったからであり、麻黄湯はエフェドリン効果の強いマオウが入っているからです。
エフェドリンは、アンフェタミンの類似物質で、覚醒効果がかなりあります。
昔、小児科診療に載せてもらった論文は、感冒と自律神経の相関に焦点をあて、感冒の大部分は実は自律神経症状であると結論したことがあります。
ウイルスの戦略戦術だけでなく、自分の自律神経の部分にも、シンメトレルや麻黄湯が効くとすれば、インフルエンザの精神症状とは、ドーパミンの陰性症状、つまり「うつ的(つまりうつそのものではない)」な症状や、これも統合失調症の症状であると個人的に結論しています。

結局大切なのは、2回接種のワクチンです!
いかにワクチンが大切であるか。この手の増殖がとても速い感染症は、ブースターが絶対的に必要だと思います。1回より、2回です。
時期が適切な場合、免疫応答は、2回目は1回目よりも必ず反応が強く出ます。年齢にかかわらず、2回にするべきだと考えます。
では、どのように患者さんに説明をしているかと言いますと、
「1回で3ヶ月効きます。だから1回目を10月に打ったら、3月には効かないかもね。でも11月に打ったら3月は効くじゃないですか。だったら10月に打って何ともなければ、11月にも打てばよいでしょう。それに1回だと3ヶ月くらいしか効かないけど、2回だと5ヶ月くらいは効くようですよ。それよりか、なぜ1回で効くと言いきれるの?毎年3月や4月にインフルエンザがあるじゃない」
どうやら、年長者の方は2回目の免疫応答の「反応量」が1回目とさほど変わらないという理由のみで、1回で良い、という単純な判断をしてしまうようです。なんでもダメ押しはいけません。

ワクチンは2回打ちましょう。



文献:
1)「あなたはタミフルな犯罪人?」http://www.doctorheli.net/Dr.Helicopter/htms/HYPERKARTE/sentence2903.html


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