neuroleptica01@メレリルの良いところは、広い意味での神経調整剤(沈静剤や抗うつ,抗精神病薬も含む)の一員というよりは、外来で使いやすい、狭義の神経調整剤である。その意味で逆に細分化が進んだ現在の疾患分類からは中途半端だと思われて,使われないことが廃止の原因と思われる。
フェノチアジン系としては他にコントミン、ペルフェナジン、レボトミンなどがある訳だが、ブチロフェノン、ベンズアミドなどと共に、精神分裂に専門的に使われるものがほとんどで使いにくい。唯一ドクマチール、ハロペリドールなどがユニークだが、錐体外路への副作用が強い。後はトランキライザーやデパスなどの安定剤がほとんどである。
とすれば、ユニークはチオリダリジンに変えられるものがなかなか見当たらない。