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psyc04-01411231244/PDD診断・評価 ......
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psyc04-01411231244@
小児科診療Vol.77 No.12 2014/12より
広汎性発達障害(PDD)の臨床における診断・評価のあり方
●広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorders:PDD)
自閉症とAsperger症候群を2つの中核とし、対人交流の質的異常、興味の限局および行動のパターン化を特徴とする発達障害のグループである。
◯診断の補助として有用なスクリーニング・ツール
PDDが疑われるケースに対するスクリーニング目的に開発されたツール。(日本語で使用可能)
- 「乳幼児期行動チェックリスト改訂版(IBC-R)」
日本で開発された自閉症の子どもの2歳以前に特徴的な行動所見24項目からなるチェックリスト。
- 「乳幼児自閉症チェックリスト修正版(M-CHAT)」
アメリカで開発された1歳6ヶ月児を対象とした23項目からなるチェックリスト。
- 「自閉症スクリーニング質問紙(ASQ)」
イギリスとアメリカの研究者らによって開発された幼児期後半の子どもを対象としたチェックリスト。4〜5歳用と6歳以上用の2種類があり、それぞれ39項目からなる。
◯治療・支援のための症状評価
「対人コミュニケーション質問紙(SCQ)」
対人交流およびコミュニケーションの異常の程度や特徴をより詳細に評価するもの
「PDDであるか否か」よりも、その人の生活全体を包括的に設計していくようなつもりで支援計画を立てていくことが重要である。
文責kuru