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『 子どもの心の診療医の専門研修テキスト』
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。
(2)遺糞症(P64〜)
便意機能は通常3〜4際までに便意を自覚してトイレで排便できるようになるのが一般的とされる。遺糞症のメカニズムは、ひどい便秘により固い便塊が直腸に長時間停滞することによって圧受容器の感度が鈍り、便意の認識が困難となる。また便秘のため便塊を排出する際、疼痛などを生じるため、排便を忌避し、便秘の症状がさらに悪化してしまうのが特徴だそうだ。便性が水様または軟便である場合あ直腸の圧受容器が完治しないままに不随意に便を漏らしやすい状況となってしまう。このような便秘型・軟便型に共通する心身医学的な問題は、遺糞の叱責を受けたことにより、圧受容器の感受性が混乱したりするという悪循環のために、遺糞状態から脱却が困難となってしまうケースが多いそうである。また、過度の精神的なストレスが原因で発症してしまうという。
一般的に遺糞症には、�’喨悗亮�立ができないまま5歳を過ぎた「一次性遺糞症」��一度排便が自立をした後に何らかの要因によって便で下着を汚してしまう「二次性遺糞症」があるようだ。対応としては、食事療法や、薬物療法、精神療法や保護者へのカウンセリング。
便秘傾向を認める遺糞症の場合、特に食事療法が重要とされるよう。寒天、わかめ、ひじき、昆布、ごぼう、にんじんなど食物繊維を多く含む海藻類や野菜類を多く摂取することが好ましいとされるようである。家族は、遺糞を叱ることを極力抑え、子どもとふざけて遊ぶなど子どもの好ましい愛着関係を改めて重視し、親子関係の再構築に努力することが重要とされると、述べられている。(帆足英一さん)
どうやら、遺糞症のほとんど15歳をすぎると、自然に治癒してしまうので、子どもが幼いうちはあまり目くじらを立てる必要はないそうです。心理的な要因が原因となっている場合には、自由に遊ばせることによって自発性を高めさせてあげるのも有効な治療法となるようです。子どもに余計なプレッシャーを与えないようにしてあげることが大切なのかと思います。
文責;kuru