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psyc05-01504241029/過換気症候群* ......

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子どもの心の診療医の専門研修テキスト
平成20年3月、厚生労働省のホームページより。


個別の心身症
●過換気症候群

  1. 過換気発作とは呼吸が速くなり止められない状態のことです。
    身体的要因;激しい運動や疲労・発熱により発症
    心理的要因;精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足や唇の痺れ・動悸・眩暈、また敵意などにより発症
  2. 正常時では呼吸により血液中の二酸化炭素濃度が低下すると脳の働きにより自然に呼吸が抑制されます。ですが、情緒不安定な状態では調整がうまくいかず、過換気状態が続いてしまい、そしてそれに誘発される症状によって不安感が高まり、さらに呼吸運動が促進されてしまうそうです。
  3. 『転換性障害』や『パニック障害』『うつ病』などが合併症、併存症としてよくみられるよう。
発作時の治療ー> まずは周囲があわてずに子どもを安心させます。その後ペーパーバッグ法(紙袋と口を鼻で覆い、ゆっくりと再呼吸をさせる方法)を用い、発作を消失させます。効果がみられない場合は、鎮静薬の注射を考慮します。

非発作時の治療ー> 病態ついて詳しく説明をし、対処法(紙袋の携帯・腹式呼吸などの呼吸法)を指導することによって、発作に対する不安を減らしてあげます。それでも不安のある子どもには抗不安薬の服用をすすめることもあるそうです。学校や家庭でのさまざまなストレスによって発作を繰り返したり、頻発したりすることが多いため、カウンセリングを継続して行います。

また注意点として、身体疾患のうち、気管支喘息発作や、糖尿病でも同様の過換気状態を呈することがあるそうです。また、パニック障害・うつ病といった精神疾患を基礎にもち、その一症状として過換気症候群を起こす場合があるそうなので、発作を繰り返す子どもでは注意が必要だと、述べられています。(小柳憲司さん)



その他の引用・参考文献; http://www.jisinsin.jp/detail/04-koyanagi.htm日本小児心身医学会 小柳憲司さんの「過換気症候群」より


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