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sent35-01201261939/今年も重く生きるか2 ......

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。。テレビなど見ていると、自然の高台や、人工の高台を作って、旧日本軍の逓信所があった地区みたいに、区画した生活空間を作るあんもあるが、その地下には働く場を作るという。すごいお金がかかるだろうし、地震がおこったら、地下は危ないだろう。なにせ、地表にある「地下」だし。それに、それらをセルとよぶとすると、セルに生活を集約するために、元来の地上が更地のようになれば、津波は、ものすごい速度で、内陸に及ぶだろう。わたしは、基本的に、堤防を通常の土地の周囲に万里の長城のようにめぐらすべきだと思う。問題は、景観と、外部への門を兼ねた堤防の作り方にある。高い塀に囲まれた生活はせっかくの景色をだめにする。だから津波のエネルギーに対して、地上の地震エネルギーを使用する方法を考えようと思う。文字通りカウンターパンチと言うわけだ。これもまた、目には目をではあるが。
 以上、戦争と災害について年頭に考えた。ここでもう一度、あえて同じ事を念じながら言わせてもらえば、前者も後者も、その文字通りの泥沼で、悲惨だ。無くなった方は戻ってこない。人の死に関わって、自分の生を守ることを死んだ人も喜ぶだろうというのは、あまりに楽観的だろうと私は思う。それは、まったくその人の死に直接かかわらない当事者だけの言葉であろう。ただ、自律的に個々の細胞の一生を脳は守る必然と義務を持つと言えるので、それを否定することはしない。それを否定することは死をみずから選択する事になるからだ。自分が日常生業とする医療も、その失敗は、人の死だ。無念が怨念として後押しする、生きるものの肩に乗る、軛(くびき)の存在は、自分も生あるうちは、忘れることが出来ない。  だから、「他人事」とは良く言う言い回しだが、呆れるほどにバカらしい。人が営むはずの企業そして、国、政治。とても愚かな姿である。
 小さな例であるが、わたしは、今日ヘリの練習後、機内にiPhoneを忘れた。日没を過ぎたので、日中の摂氏から一気に零度以下になり、水滴が凍った鍵を開けてはいるのに、強風にひどく凍えながら、ビニールシートで被った空間で、エンジン発電機を回し、ジェットヒーターで、鍵を温めて開けた。この時点で、三陸のような地震と津波が起こったら、我が苫小牧は、おそらく全滅。178000人のうち、何人が、幸運にも朝を迎えられるだろうと思うと、よけい震えた。毎日の光景。仕事に向かう車や、勉強机に向かう学生達、そして我々つまり小さな家族。それを一瞬のうちに地震、津波、停電が襲う。地震、津波以上に、その後の「停電」は、極寒の地では瞬間致死的なダメージであることを思った。同時に一瞬、バカ、と言う言葉はだれのためにだれが言うのか、という疑問がふっと湧いたのだ。結構行き詰まったとき、まったく場違いな事を考えるのも、極限的心因反応なのかも知れない。「他人事」って何なのだ? 東電の賠償の態度や物言い、沖縄の人々に対する担当閣僚の態度。まこと、政局というのか、政策と言うのかは、庶民の暮らしにはトンと無関係だ。ただただ、良い政治と悪い政治があるのみ。いまの日本の施政者たちに使う言葉は、ただ、下品だが、○○としか言いようがないじゃないか。寒さの中で私は心底そう思った。。きっと、彼の地の被害者の人たちも同じではないだろうか。「他人事」。
 さらに、未来の子供たちの事。広島を原故郷の人間として言う。放射能は忍び寄るもの。そしていつのまにか破壊するものだ。第二のタイタニックは、まさに人がする、と言うところで、これも洒落にもならない事件がイタリアで起こったが、こちらに関しては言う気にもなれないほど愚かだ。皆さんもご存知のことだ。
 さて、放射能の事。今のドイツは、なぜか放射能に非常に神経質だ。その行き過ぎるようなところは、いかにもドイツの人々らしい。とは言え、今度の原発事故で、始めて日本は、白人社会の唯一の友人を敵に回したような気がする。日本人特有の呑気さでだ。この問題、我々一人一人が自覚し、かつ日本人として、世界に詫びねばならないのに。それは、東電の問題だよ! と思っている人がいたら、それはそれで大変「日本人的だ」と私は思う。
 娘の中学で、来年福島に社会学習で訪れる予定と言う。父兄に意見を聞いてきたので、私はこう答えた。 『ひと月で、通常人は、1/8mSvを自然被爆するが、福島では、現在1μ〜1.3μ/時(2011の11/12の時点で、地上1mでの計測;日経新聞)だから、月換算で 1x24x30=0.72〜1mSvを被爆している。ということは、通常の8倍の被爆があると 考えられる。一方思春期の児童は、甲状腺機能が通常でも亢進する時期である。以上のデータはあくまでもγ線でのデータであり、通常に計測出来ない他の粒 子線なども放出されているのでその動向が不明である。(80km圏内で なければ大 丈夫とは思うが、地勢や気候のデータが十分ではない)。したがって、もしも今、福島原発の近くに寄ることが出来たとして、自分の娘をどうしても連れていく必要が生じたら、私は、現時点では、彼女に、あらかじめヨウ化カリウム摂取量(mg/日) 130mgの 投与が必要と判断する。来年の時点で、同様な計測から、その時点での判断をすべきだ。』
 このことからも言えるが、まったく放射能の性質を忘れての、若い人々の勇敢過ぎるボランティア行為は気をつけるべきで、「福島、原発」については、世界の声にも国内の声にも慎重で正確な対応が必要である。 だから余計に、政府や役所の対応を見ながら、官僚というのは、自己保存的であり、体に入ったヘルペスのようなものだ。共生するのか、寄生するのか彼ら次第なんだ、と思う。宿主