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sent38-01410141100/君はどの言語話したい?(1013) ......

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sent38-01410141100@
最愛?の娘が久しぶりにかあちゃんじゃなく、オ、レ、に聞いてくれた質問(^^;;)。
「どの言葉を学んだら良いか」という質問で、それは、フランス語でしょ。とまず、答えた。でも最初は、とにかく英語。認めたくはないけど、とつけたしとく。この言語ほど、物事、とくに理系の事象を表すに良い言葉は、くやしいがみあたらない。文化的な問題にしても、様々な文献はほとんど英語になるからこれは仕方がない。つまり、どの言葉、は、そのまま第二言語になるわけで、いうまでもなくそれは、日本語なわけだ。で、これは問題ないとすれば、彼女の質問はつまり、第二外国語は、どれを選択するか、ということになると理解されるよね。ここで、「ウーン」、言葉につまる。。すこししらべることにする、と言うことになったので、この文章がある。ちょっと付き合ってね皆さん。。
 おもしろい学問がある、「フィールド文化学」だ。土を掘り起こし、なんかをほりだすところから始まり、たとえば、それが磁器だったとする。しかもその模様にアラベスク模様なんかがあったりするわけで、もう鳥肌立って、ワクワクするよね。けれど、そういうことって、既成の学問で表現しようとすると、たとえば、文化人類学やら、考古学、、、と5個や10個ではとても無理。おまけに、焼いたり、色つけたりするんだったら、地質や化学まで総動員だ。つまり、、某金沢大のフィールド文化学の紹介じゃないが、「。。。人類がこれまでに培ってきた世界各地の多様な文化を理解するには、従来の伝統的な学問の枠組みだけでは不十分です。。」ということになるわけだ。
 ま、それは一旦おいといて。。  wikiなんかで調べてみると、文科省なんかの統計もあるけどありきたり。お勧めは 「日本語は何位?世界で最も影響力のある25の言語ランキング」。それに、私見をいれれば、言語人口統計的には、フランス語が13000万、スペイン語が42000万だが、スイスなどの先進国をいれた29ヵ国で公用語のフランス語が、重要度では2位に来るだろうし、4位にはアラビア語。これはエジプトを中心とする北アフリカで多い。5位中国語、6位ロシア語、7位のポルトガル語はアフリカ中心に25000万でフランス語より多いが、どうだろう。ご存知ドイツ語は13000万だが、戦争に負けたし、世界言語にはなっていない。続いて9位日本語、10位がヒンドゥ語、11位マレー語、12位ペルシャ語がくる。これは、アラビア語と混同されていると思うが、違う言語でイラン中心の中東、13位のスワヒリ語はケニア中心だが、将来を考えると、アフリカの公用語となる可能性もありそうだ。そして、インドは世界人口現在2位で12億。日本の約10倍そのうち、南の地方のタミル語がなんと14位、そして15位にご存知イタリア語。

     
  1. 公用語としてみれば。。。
  2. 1位人口の中国13億のうち、いわゆる北京語とれば88000万だが、中国には、イスラム教徒が1000万いてこれからどうだろう。 進境著しい人口2位のインドだが、カーストがなくなり、人々が民主化されるころには、122もの言語があることがどう響いてくるか。こういう意味で、「公用語」が重要視される現代で言えば、約世界200ヵ国のうち1/3が英語を公用語とするから、これはまあ、しかたない。21世紀。このまま戦争もなくいけば、発展するのは、インド、東アジア、南アメリカ、アフリカなどだから、広く通じるという意味では、非イスラム圏では、英語、スペイン語、フランス語、イスラム圏では、アラビア語ではなく、ペルシャ語かもしれない。
  3. 近代史という観点から考えれば。。。
    カナダ、コンゴ、マダガスカルを中心としたアフリカの多くの国、それにご存知ベルギー、スイス、ルクセンブルグなどの重要国に、加えて熱帯の島セーシェル等などと。。それに、植民地だったことで、アジアにもインドシナ半島あたりの国は、フランス語が知識層には残っていると思われる。これに対してスペイン語は、南アメリカに集中。アジアでは、むしろポルトガル語の方がまだ多いかもしれない。歴史といってもフランス語は、ナポレオンにはじまり、ペルシャ語との覇権の問題、(だからロシアとのつながりも深い)18世紀の植民地時代(アメリカの独立、カナダにフランス語がのこる、英国との植民地戦争(上記インドシナ半島)、そして第二次世界大戦あたりの実は植民地の奪いあい。フランス、英国などは、日本、ドイツに勝利したが、結局、自由への戦いをシンボルにしたような感じで、逆に植民地の独立を認めざるを得なくなったわけで、そちらはむしろ敗北。
     だから、人の独立、民主化闘争を中心にしらべるのなら、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語。ヨーロッパの歴史を中心にスポットライトを当てた世界史ならば、英語、フランス語、スペイン語などになるかな。
  4.  文化経済、つまり、近未来の経済発展など経済学を中心に興味があれば。。。
    英語、ペルシャ語、ヒンドゥー語、逆に古くは人類のルーツ(文化、比較人類学)から調べるのなら、地勢学として、アフリカー>ヨーロッパー>ロシアー>アメリカー>、オセアニアに分岐ー>南アメリカとなるので、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語となる。
  5.  フィールド文化学。。。
    もっとダイナミックな例えば、某金沢大学の宮下教授の得意なフレスコ画だったら(と知ったように言ってすみません)、先生の紹介に書いてあるように、ミケランジェロとかイタリアの16世紀がでるから、英語(文献はこれ)、イタリア語かな? それにとどまらず、もっともっと石器時代まで遡る洞窟壁画ならアルタミラ(スペイン)、ラスコー、ショーべ(フランス)の洞窟まで行っちゃえば、英語(文献)、フスペイン語、フランス語だろうか。もちろん、これは素人考えで、実際には、えらい考古学の先生がイギリス以外ではオランダとかいらっしゃるから、オランダ語とかも。もっともオランダは、結構多民族的でドイツ語、フランス語、スペイン語などもつかえたりする。
  6. もっと一般的に、文学、哲学を中心に文学部的な会話中心の人のひろがりを想定するなら。。
    これは、英語、フランス語、スペイン語でしょう。哲学や、Dasein(実存:こりゃドイツ語か!)なんかだと、フランス語にかなうものはない。第一しゃべっても書いても美しい。美しくて、論理的。詩を書くなら、スペイン語やロシア語なんてすごいし。
  7. もちろん言語は、コミュニケーションツールだから。。。
    会話だと、どれとどれを極めるかで、もの無数の選択肢ができるわけだ。
 最後に。。。
 ある時大好きな、ジャズ「take five]の5拍子ルーツをしらべたら、フランスから始まって、イスタンブール(ペルシャ、トルコなどバルカン半島の中心)を経由したことがわかった。東欧の民族舞踊にも5拍子、それにアラブの楽曲の長ーーいフレーズを10拍子に割ると、(つまり5拍子の倍)とても「韻」が似てくるんで、つてをたどって、アラブの王女さまがイタリアで音楽の勉強しているってお方の楽譜もらったりして、編曲したりして、どんどんどんどん5拍子が、とっ拍子なくつながって、びっくりしたことがあるが、この例だと、さながら5拍子音楽をノードにした、いまはやりのノード(結び目、絆)社会学だよね。いやはや言葉といっても奥が深いのです。娘よ、フレーフレーと思わず叫びたい今日この頃でした。(^^)(1014)