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shouroku2/2次抄録 ......

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shouroku2@
○目的と方法
自作の電子カルテ(Houanan Web Karte,HYPERKARTE)の使用説明をできるだけ図示することで、開発時に問題を感じた項目について、「なぜそう作ったか」を直観的に御理解頂くことで、「臨床医に使い易い電子カルテには何が必要か」を会場の皆さんと一緒に考えることが口演の目的でした。 ○結果
時間が限られているため、以下の2点にしぼって解説をしました。
1)電子カルテ作成について-->患者と障壁なく向き合うため、スラントした小振りのモニタを採用し、対面性が向上したこと。ブラインドタイプとすることで、eye contactや観察が向上すること。カルテを入力面と編集面に分け、入力面はクリック選択と語句の記入にとどめ、編集面で加筆修正するようにすると、対面性やスピードが失われずに、打ち込めること。その他処方箋のプログラムの使い方などを解説と同時に問題点を掲げました。
2)レポート作成、紹介状作成プログラムについて-->使い方を説明しながら、report用データベースを作る方法、カルテ用データベースを使う方法を提示しました。
カルテを閲覧しながら、ネットを含む他のデータベースを表示させる。そのうち一方のデータの一部を使用して、他のデータのドラッグとペースト、加筆などで改変し、新しいデータが作成され、ただちに、HTML形式で保存されます。結果は、手書きよりはるかに労力が減少すること等をお示ししました。最後にこのレポート作成プログラムを使用して、麻疹の亜迅速診断として、当地の臨床検査センターと共同でPCR法を活用した論文をお示しして、その実用性にふれました。 ○考案
電子カルテプログラム作成のノウハウの一つは、複数のデータベース(カルテ、メモ等)を表示させ、あたかも診察机で参考文献をたくさん開いてレポートを作成する如くの環境をvirtualに構築するところにあると気づきました。であれば、コンピュータ自体と情報を相互にやりとりできれば、もっと電子カルテらしくなる。その開発も javascriptとCのcgiで現在進行中です。
 キーボードやモニタに目がいく時間を少なくし、eye-contactを失わずに診察出来るように、また、診療机と患者さんの存在下で、パワー最大となる臨床医の習性に合わせるように、今後も修正を続けたいと思います。ありがとうございました。