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memo060120/sentenceNo2 ......

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memo060120@常々思うことだが、日本の医療のよいところは、一旦医師免許をとれば、後は何科だろうと自由にできることだと思う。診療もマニュアルがあるわけではなし、おもったことを存分にできる。もう日本は医療先進国とは思えないが、それでもわたしはそうである限り医者を続けたいと思っている。しかし、、である、患者側から見れば、一定水準の医療技術はみたされてないと恐ろしい。この何年かは、病院に限っては第三者の評価機関なんかもあるようだが、個人医院にはない。まず思い付いたのが医者どうしで呼びあって診療を観察し、あとで議論することだが、まず声をかけたのが女医さんであったこともあってか、ほとんど間違った方向にはなしが行き、立ち消えになった。全国何千の同業者にランダムに評価をうけるようにするのは並大抵ではない。でも身内というか、同じ地区の医師会ではやはり無理だろう。そこで、この何年か行われているらしい、基金(医師からの請求書をチェックする公的機関)の個別指導というものだ。これは本来、水増しなどの、「不正請求」を繰り返す医師に、懲罰的というか監査を行うものらしい。これをこちらからお願いするわけだ。これなら、お互いの法律的根拠も守られる。それに、自動車免許の講習みたいに6年ごと、集団的(個別)指導というのがいつのまにか、出来ていて、診療時間というのに行かなくてはならない。たとえ6年一回でも、患者をおいて一番需要のあるじかんに出かけるのは医師の倫理観に反する。個別指導なら、あっちがくるのだから良いと考えたわけだが、医師会の事務局長が飛んできて、お願いだから止めて!と頼まれた。なにやら医師会からも会長以下6名ぐらいが同席させられて、一緒に叱られる、というわけだ。なにも悪いことをしてなくて、自分で頼むのだから、相手も紳士的だろうに、と思うのだが、普段であっても挨拶すらしない人間にここまで頼まれ、たぶん、医師会はハチノ巣になっているから、止めた。わたしはしたいことを自由にさせてもらっているので、表立ったことをしたくないからだ。毎日の診療に終われていると、いつのまにか浦島太郎だ。これを防ぐ手立てさえあれば、日本は世界一の「あかひげ医者」の国になれるのに、残念だ。