mother003@おこたえ：使わない訳ではありません。現在アシクロビルという抗ウイルス剤が著効し、副作用も報告がないことから、予防にも、治療にも頻用されるようになりました。私のところでは1）まだかかってなくて、接触源がはっきりしている場合、潜伏期が2週間、発疹が3週間目に出ることから、接触後1週以内にワクチンを摂取することをお勧めしています。軽くすむ可能性があるからです。2）かかってしまえば、最近は、お話して納得の上ですが、むかしながらに風邪薬（咳があってもなくても鎮咳去痰剤と抗ヒスタミン剤）をすこしだけあげて、昔ながらの過酸化亜鉛軟膏と顔だけアシクロビルの塗り薬をあげています。水痘による発疹は、もともと２次感染がなければ、1-数ケ月もすればあともきれいになおります。それに、バイキンの抗生物質と同じで、抗ウイルス剤にも耐性があります。お母さんが、きちんとみてくれれば、きれいに治って抗体もでき、帯状疱疹（大人になってかかる水痘ウイルスでの強い皮膚感染。跡が残ったり、治癒困難の神経痛のこることが結構ある）の時にも安心と思われるのに、なぜ危険（抗体がデキナイ、耐性がデキルかもしれない）をおかして単に皮膚をキレイにするために抗ウイルス剤を投与するのか理解できないからです。（顔などの症状が強い女の子の場合や、免疫の異常がある場合は別ですね）