最初のページ 戻る 次へ 最後のページ 目次

CQ-92 モンテッソーリ教育の概念

     父の実践した幼年教育から

●正常化の概念

モンテッソーリ教育の基本原理は正常化をとおして、右図の2つの原理に集約出来ます。

参考;「モンテッソーリ法の教育と医学」p9,p28,p30,p160,,西本順次郎,1版,川島書店,1990,東京

●抑圧(の開放)の概念

精神分裂の「抑圧」と同じものです。すなわち、自我の防衛で、衝動を拒否したら起こるメカニズムが抑圧で、これが自我の成長を促すとされます。

抑圧が爆発的に正しく開放されたすなわち、秩序ある衝動の開放のときに、創造的な人格形成が出来るわけです。

●以上から、創造的自由を目標に「子どもの家」が生まれました。

感覚教育のため、子どもの家には子どもサイズの家具や道具などの感覚教材があります。重要なのは、そこに置かれた教具をどのように使用するかというものです。モンテッソーリ教育においては、教具は積極的で具体的な意味を持ち、子どもがそれを扱うことにより、注意の「集中現象」が発生し、その精神性や能力を発展させていきます。

モンテッソーリ教育の基本原理

は正常化をとおして、

1 自己発展 2 自律性 

の、2つの原理に集約出来る。