CQ-4 子どもたちはどうなったか?
参考;「大災害と子どものストレス」藤森ら編集,1版,誠信書房,2011,東京 p38
「緊急報告東日本大震災」http://www.doctorhelico.net/Miyako/bosa03_n.html
「続・松島レポート」http://www.doctorhelico.net/gakkai/Gair24/MatusimaRep2/matusimareport2.html
参考;http://www.doctorhelico.net/gakkai/Gair24/MatusimaRep2/matusimareport2.html
●解答:親、身近な人々の突然の喪失ー>突然の緊張状態ー>過覚醒になりました。
●説明:過覚醒とは、「恐怖の体験によって、それまでの安心感が崩れたため、自己を守る生理的防衛が働くためにおきてくる(中略)」もので臨戦態勢が続く状態です。
例)2011年4月7日 田老児童館での面談では、4歳の女児の母、
余震ごとにふるえて抱きつくこどもの相談をした例などは典型的。(松島レポ1例)遅れては、メールのやりとりでこういう例もありました。
2014年1月7日 ○○市の小学生女児。擁護学級に通っています。トイレには、一人で行けてましたし、パンツも自分で使うようになっていたが、震災後は恐れて一人でいけず、もらすことが増えた。母は、保育以外にも2足のわらじでがんばっており、じっくり対応出来ないので焦っているようすでした。
実は今まで学校に、紙パンツを履いて行っていたのですが、最近「オムツは赤ちゃんだけ履くんだよね」と言って、学校には履いて行かなくなりました。
そして私や母が「じゃあオシッコしたくなったら学校でしてね」と言ったら、ハイと言っていました。まだ学校ではしていませんが、少しずつ意識してきているのかなと思いました。
うんちも同様で、便器に座ってしなきゃないとは分かっている様子です。
以前の里菜は、自分のうんちを見るのもイヤがっていました。
成長と共にトイレの面も落ち着いてくれるといいのですが…。
それから、怖がりは治るものでしょうか?(母のメールから、松島レポ2例5)
尚 、以下、 学 会での発 表 の 場 でない 場 で 閲覧 に際しては、実際の 氏名 、 校名 、 町名 は変 更 してあります。 ご 容 赦 く ださ い。