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CQ-53 現場の声は?

●解答:不登校について、あすなろ中、あすなろ小の教頭先生、担任や養護の先生からの聞取りでは、親が、種々理由で送迎が負担。4割が「学外」に放置状態ということです。

●説明:例えば、あすなろ中では、1年で5名、 2年で3名、 3年で3名で計11名。

ただし、入学式に、母がなくなったのに、頑張ってくる子もいます。クラスにはいれるが、最前列でつねに寝ている子もいる。けれど、総数は例年の数で、特別ではありません。

 また、教諭からの話として、「石巻市民の8割が家族をなんらかの形でなくしている。喪失はかなりあるとおもう」とのこと。「被災した」概念は醸成されていく。だから中学生より、その周囲の大人の問題が大きい。保育士などでは、先生のはけぐちがなくなってしまっています。との意見もありました。

参考;http://www.doctorhelico.net/Miyako/bosa03_n.html  

参考;「続・松島レポート」http://www.doctorhelico.net/gakkai/Gair24/MatusimaRep2/matusimareport2.html 

◯ 生徒の自立を促す工夫が大切。

◯ 特殊性:小学校が同居、横が別のあすなろ中学ということのよい面もある。

◯ 生徒指導の男性教師から、学業の遅れ。通常の学校が困難な場合は単位制高校のも選択肢という意見も。

◯ 3年しかない。先をみて個々の受験に誘導するか、1年だと集団にはいれと誘導するかの選択が必要。

◯ 学校で行う指導でなにか「もめたり」すると、なんでも学校のせいにされる。

◯ 片親だと:べたべたになりすぎてうまくいかないか、それとも「片親症候群」になるか。教頭は、片親症候群の子とあまり区別はないとの意見。

◯ むしろ普通にあかるくしている子供の方が心配。

などとの意見がでました。